『なんで日本一有名な刑務所なの?』網走監獄がなぜ有名なのかを解説します

 

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北海道の右上の端に位置する市・網走あばしり

 

 

『網走』と聞いて何を思い浮かべるかを聞くと、

大半の人は『流氷』、もしくは『網走監獄(網走刑務所)』と答えることでしょう。

 

2月~3月の観光であれば、流氷メインで来られる方もいるかもしれませんが、

他の時期に網走に行く場合は特に、網走監獄は外せない旅程となってきますね。

 

網走監獄
網走監獄

 

それにしても、網走監獄って刑務所でしょ?なぜあんなに有名なの?

今回の記事では、そんな疑問に答えるために網走監獄が有名な理由、さらに見どころをご紹介します。

 

本物の刑務所を見学できるのは日本でここだけ

 

網走刑務所正門の人形
正門

 

まず、網走監獄とは何かについて簡単にご説明します。正式名称は『博物館 網走監獄』といい、現在一般人が見学できるのは刑務所をテーマにした『博物館』です。

 

博物館とはいえ、この施設内の建物の多くは1980年代まで刑務所として実際に使用されていたもの。本物の刑務所を見学できる展示施設は日本で唯一ここ、『博物館 網走監獄』だけなのです。

 

網走監獄の舎房の外観
舎房の外観

 

記事冒頭の360度写真は、有名な網走監獄の舎房です。

特徴的なこの放射状の形は、1か所から全ての棟を見渡せるような設計となっています。

 

 

実際に中心部に立った様子です。パノラマ写真で見ると分かるようにすべての舎房を見渡せます。

 

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このように、普段なかなか見ることの出来ない刑務所の内部を見学できるのは貴重です。

凶悪犯も泣いた?日本一過酷で脱獄が難しかった刑務所

 

日本一脱獄が難しかったという網走監獄
舎房

 

そして、日本一過酷で、脱獄が難しい刑務所だったといわれているのも有名な点です。

 

現在のように暖房も無い、極寒の最果てでの服役は当然過酷です。また、発足時は刑期12年以上の重罪人が収容される場所であったため、脱獄を難しくしたのもうなずけます。

 

網走監獄・刑務所水門
刑務所水門

 

個人的に意外だったのは、脱獄が割とネタにされていた点です。

網走監獄の脱獄に成功した白鳥由栄しらとりよしえという囚人がいたのですが、彼は『昭和の脱獄王』と紹介され、食事のみそ汁を使って金属のねじを錆びさせて扉の格子を外したなど、手口まで展示されています。

 

白鳥が脱獄に使用したのも、これと同サイズの扉の窓。肩を脱臼させてくぐりぬけたと言いますから、彼の脱走への執念は計り知れませんね。

 

こんな狭い窓から脱獄が可能だとは
舎房の扉

 

近くに現在の網走刑務所もあるのに(構造は当然異なりますが)、手口とか大丈夫なの?と一瞬余計な心配をしてしまいました。

 

ここからは余談ですが、独房や雑居房へ実際に入ることが出来る点も面白いです。

 

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こちらのお部屋はワンルーム。小さな間取りですが落ち着きがある空間となっており、2つの大きな窓によって光が入り込みます。板張りの床は大変丁寧にお使いです。

 

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こちらは先ほどの倍の広さのワンルーム。広々としたお部屋で快適な服役生活が送れそうです。窓も大きく採光は十分。気になるお家賃は…

 

と、不動産の内覧会のような気分で個室の中を見て回れます。(※注 案内は実際にはありません。)

  

よくメンテナンスされた館内ですが、囚人の気分になって過酷さやここからの脱獄の難しさを想像することが出来ます。

囚人たちが北の大地を切り開いた

農作業を行う網走監獄の囚人たち
農作業する囚人

 

最後に、北海道の開拓と重要なかかわりがあるという見どころを紹介します。

 

北海道が明治以降に開拓された土地というのは有名な話ですが、その重要な労働力として使われたのが監獄の囚人たちなのです。

ロシア南下の脅威もあり、一刻も早く開拓が必要であった北海道で囚人たちは過酷な労働を強いられ、200人以上の犠牲者が出たといわれています。

 

実際に、網走から北見へかけて『囚人道路』という恐ろしい名前の道が通っていますが、その名前の由来は、この道路で特に開拓中の犠牲者が多かったことだといいます。

 

 

『博物館 網走監獄』『庁舎』の展示コーナー『監獄歴史館』では、このような監獄と北海道開拓の興味深い歴史について詳しく解説されているため、こちらもぜひご覧ください。

 

博物館 網走監獄の庁舎
網走監獄の庁舎

  

博物館 網走監獄さま、ありがとうございました。館内を撮影した写真について事務局へお問合せしたところ、『収益が出ない形で、個人で楽しむ範囲なら可』とご返答いただきましたので、広告なしの記事に使用させていただきました。

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