なぜ『がっかり名所』なの?札幌市時計台がそう呼ばれる理由とがっかりしない楽しみ方を紹介。

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札幌市時計台

 

札幌市時計台はなぜ、『がっかり名所』などと呼ばれるのか?

 

札幌在住という私のプロフィールから、なんだか怒りに任せて書いた一文のようになってしまいましたが、私は全く怒っておりません。

 

冷静に札幌時計台が『がっかり名所』と呼ばれてしまう理由を解説し、札幌観光を検討されているあなたへ、がっかりしない楽しみ方をご紹介したいと思っております。

今回の記事も最後までお付き合いいただければと思います。

 

 

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札幌市時計台は、なぜ『がっかり名所』なのか?

 

札幌市時計台
札幌市時計台

 

まず『がっかり』という感想を抱く方の気持ちを考えてみます。彼/彼女らは一体何に期待し、そして裏切られたのでしょうか。

 

まず、『がっかり名所』というものは、高知・はりまや橋、長崎・オランダ坂と並び『日本三大がっかり名所』とネット上で呼ばれはじめたことが起源です(諸説あり)。

また肝心の『がっかりの理由』ですが、調べてみるとどうやら札幌市時計台どアップで有名になったことが要因の一つのようですね。

 

どういうことかといいますと、

 

札幌市時計台
絵葉書っぽい写真

 

こういったどアップのアングルで札幌市時計台を撮影した絵葉書が全国的に有名になったのですが、

これで時計台を知った道外の方が、

 

札幌市時計台(道外民の妄想)

 

『きっとこんな場所なんだろうなあ…』

広大な北海道のイメージを膨らませて、いざ札幌市時計台へ訪れたところ、

 

札幌市時計台
札幌市時計台
ええ…

 

理想と現実のギャップに落胆し、『がっかり名所』という不名誉な称号を流布させてしまったのではないかと考えられます。

 

しかし、ここで考えてみてください。

本当に、『ビルに囲まれる』=『がっかり』というは成り立つのでしょうか。次の章に続きます。

時代とともに『がっかり度』が上がった?

 

ビル群に囲まれる札幌市時計台

 

さて、ここからは『札幌市時計台』はいつから『がっかり名所』だったのか?ということについて調べてみたいと思います。

 

札幌市時計台はもともと、現在は北西にキャンパスがある北海道大学の前身、札幌農学校の演武場(体育館)として建てられました。

 

 

これは建設当初(1881年)の姿。時計台の周辺には当然高層ビルなどは無く、がっかりどころかむしろ堂々たる名所の姿です。

ただし、現在の時計台からは100m程度離れたところにありました。

 

 

演武場は体育館としてだけではなく、講義室や標本室として1903年の札幌農学校の移転まで用いられました。

その役目を終えた後は、道路整備のために現在の場所へ移築して保存されます。

 

1961年の札幌市時計台周辺の様子
1961年

 

時は変わって1961年の周辺の様子です。この時代までは今よりも目立つ時計台の姿が見られたことでしょう。なぜなら周辺には、低層の建物や小学校くらいしか存在しなかったからです。

 

 

ところが中央創生小学校は1965年に閉校し、その跡地には19階建て・地上85mの高層ビルが出現します。『札幌市役所』です。

 

1976年の札幌市時計台周辺の様子

 

札幌オリンピックから4年後、1976年の周辺の様子。上記の写真と見比べると発展した様子がうかがえますね。

時期は判明しませんでしたがこの間に『明治安田生命札幌北一条ビル』も完成。ビル群に囲まれた現在の状況へ近づきつつあります。

 

 

そして、依然として低層の建物が並んでいた時計台北側でしたが、1981年には『札幌時計台ビル』が完成。いよいよ追い打ちをかけられる時計台。

 

1993年の札幌市時計台周辺の様子

 

1993年の時点で時計台は包囲(?)されてしまったのが確認できます。しかし、東側の明治安田生命札幌北一条ビルは地上13階建て。高さにして50mほどで、時計台の奥に写りこむほどの存在ではありませんでした。

 

 

ところがその後、時計台の東側の敷地を有効活用するための再開発が始まり、2018年には『さっぽろ創世スクエア』という地上132mの超高層ビルが完成しました。

 

 

現在の周辺の様子です。札幌市時計台の周辺はこうして時代とともに『がっかり名所』と呼ばれてしまう景観になっていったのです。

 

がっかり名所・札幌市時計台

 

しかし、『ビルに囲まれる』=『がっかり』と安直に言えるのでしょうか。

上記の一連の航空写真は、眺めているとなんだか札幌の成長記録のように見えてきます。

 

北海道開拓使が置かれてから150余年。

演武場がひときわ目立つくらいに何も無かったこの場所が、農学校の移転冬季オリンピックを経て、いつしか高層ビルが連立する大都会へと成長していきました。

 

 

そんな開拓の成功を100年以上にわたって第一線で見守ったのが、この『札幌市時計台』

そう思って見直すと、物理的に高いどの高層ビルよりも気高い建築に見えてきませんでしょうか?

『がっかりしない』札幌市時計台の楽しみ方

 

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

 

さて、前章では私の感想を書き過ぎましたが、最後に『がっかりしない』札幌市時計台の楽しみ方をご紹介したいと思います。

 

それは、『中に入ること』です。

時計台内部期待以上の空間だとハッキリ申し上げたいです。

 

まず、入場料が破格です。これだけの有名観光地ですが、なんと大人200円、高校生までは無料

 

札幌市時計台の内部の1階
札幌市時計台の内部の1階

 

1階には私が本記事で紹介したどころではない、演武場から時計台までの歴史を学ぶことが出来る資料館となっています。職員の方が質問にも答えてくれるようです。

 

Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA

 

そして、2階は今も現役の巨大なホール

こうして席に座ってみると、当時の農学校生の気分が味わえるかもしれませんね。

 

札幌市時計台の内部の1階

 

こちらはクラーク先生像。2017年に設置されるやいなや、北大構内、羊ヶ丘展望台と並んで有名なクラーク先生との記念写真スポットになりましたね。

 

札幌市時計台の内部の2階

 

時計塔で実際に用いられているハワード社製の時計の姉妹機です。振り子を揺らしながら時を刻む様子を間近で見ることが出来ます。

 

札幌市時計台の内部の2階

 

まだまだご紹介したい魅力はありますが、それは中へ入ってのお楽しみです。

 

さあ、この記事をここまで読まれたあなた。

『がっかり名所』らしいから——と札幌市時計台を通り過ぎるだけではなく、むしろ内部へ入って期待以上の感動を味わってみませんか?

その際は正時(〇時0分、のこと)に訪れて、まち中に響く鐘の音を聞くのもお忘れなく。

 

本記事で使用した360度カメラ

ご参考までに、私が愛用している360度カメラをご紹介すると「RICHO THETA」というものです。

私は「THETA V」ですが、よりお手頃な「THETA SC2」、高機能な「THETA Z1」などのラインナップがあります。詳細はAmazonの商品紹介をご覧ください。

 

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